NCAA|11月2日に開幕、ジェイコブス晶はいきなり敵地で名門カンザスと、川島悠翔はハワイで初戦、日本人9人の開幕カード
アメリカの大学バスケ、NCAAの2026-27シーズンが11月2日(月)に始まる。日本時間では11月3日(火・祝)以降の試合だ。
この開幕日に、2人の日本人選手がそろってアウェーの舞台に立つ。フォーダム大のジェイコブス晶選手は、名門カンザス大の本拠地に乗り込む。シアトル大の川島悠翔選手は、ハワイ大との敵地戦で幕を開ける。ハワイ大は、ジェイコブス選手がかつて在籍した大学でもある。
この記事では、2人の開幕戦を詳しく紹介する。さらに、NCAA D1(大学スポーツの最上位カテゴリー)でプレーする日本人選手9人の開幕カードを一覧にまとめた。
ジェイコブス晶選手:最終学年は名門カンザスから
ジェイコブス晶選手は、フォーダム大(ニューヨーク)の大学4年(Senior)。身長208cmのフォワードで、今季が大学最後のシーズンになる。
フォーダム大の発表によると、昨季から残った選手は5人だけ。ジェイコブス選手はその1人だ。新しく加わった選手が多いチームで、数少ない経験者になる。
開幕戦の相手は、全米ランキング17位のカンザス大。試合会場は、カンザスの本拠地アレン・フィールドハウス。大学バスケ屈指の人気会場として知られる。
両校の対戦は1977年以来で、今回が通算6回目。これまではフォーダムの1勝4敗。フォーダムがビッグ12(カンザスが所属する強豪カンファレンス)の大学と戦うのは、2017年のウェストバージニア大戦以来となる。
開幕前には、エキシビション(公式記録に残らない練習試合)を2試合こなした。
- 10月21日 UMBC戦:87-67で勝利。22分出場、6リバウンドはチーム最多タイ。3ポイントは3本中1本成功
- 10月24日 フェアフィールド大戦(アウェー):79-62で勝利。20分出場で8得点。フリースローは6本中5本成功
2試合とも20分以上コートに立った。チームの中でしっかり出番を得ていることがわかる。
一方のカンザス大は、10月21日にホームで行ったエキシビションで、全米11位のルイビル大に83-89で敗れた。カンザスがエキシビションで負けたのは1994年以来で、58連勝が止まった。カンザスにとっても、開幕戦は仕切り直しの一戦になる。
川島悠翔選手:開幕の舞台はジェイコブスの古巣ハワイ
川島悠翔選手は、シアトル大の大学3年(Junior)。身長206cmのフォワード。
開幕戦は11月2日、アウェーでのハワイ大戦。会場はホノルルのスタン・シェリフ・センターで、試合開始は現地時間19時(日本時間11月3日14時)。ジェイコブス選手が転校前に在籍したハワイ大と、同じ日に川島選手が戦うという巡り合わせになった。
シアトル大は10月15日、エキシビションでオレゴン大の本拠地に乗り込み、71-65で勝った。オレゴン大は、モンタナ大のロロ・ルドルフ選手が開幕戦で戦う相手でもある。
川島選手は2025-26シーズン、4試合の出場にとどまった。今季は開幕からどれだけ出番をつかめるかが、まず注目点になる。
シアトル大の日程には、ほかにも大きな試合が並ぶ。
- 12月19日 ワシントン州立大戦:シアトルのクライメット・プレッジ・アリーナで行われる新イベント「Seattle Holiday Classic」の第1回
- 12月29日 イリノイ大戦(アウェー):イリノイは2026年のファイナルフォー(全米大会のベスト4)に進んだ強豪
日本人選手9人の開幕カード一覧
残る7人の開幕カードと、その後の注目カードをまとめた。日付はすべて現地時間。
女子の目玉カード:中村ミラー彩藍選手(UCアーバイン)は11月5日にUCLAと対戦
UCLAは前シーズンの全米王者で、31連勝中のチームだ。会場はUCLAの本拠地ポーリー・パビリオン。開幕直後に、全米トップとの力比べが待っている。
| 選手 | 大学(学年) | 開幕戦 | その後の注目カード |
|---|---|---|---|
| ジェイコブス晶 | フォーダム大(大学4年/Senior) | 11/2 Away:カンザス大 | ― |
| 川島悠翔 | シアトル大(大学3年/Junior) | 11/2 Away:ハワイ大 | 12/19 ワシントン州立大、12/29 Away:イリノイ大 |
| ロロ・ルドルフ | モンタナ大(大学3年/Junior) | 11/2 Away:オレゴン大 | 11/16 Away:カンザス州立大 |
| 山ノ内勇登 | サザン・インディアナ大(大学4年/Senior) | 11/2 Away:ベルモント大 | 11/22 Away:テキサス大、12/18 Away:バンダービルト大 |
| テーブス流河 | ファーマン大(大学3年/Junior) | 11/2 20時 ロックヒル(サウスカロライナ州):ベスーン・クックマン大 | ― |
| 粟田光 | トロイ大(大学3年/Junior) | 11/2 18時 Home:UMass | ― |
| 坂野美音 | フロリダ国際大(大学4年/Senior) | 11/3 Home:ジャクソンビル大 | 11/19 Away:マイアミ大 |
| 中村ミラー彩藍 | UCアーバイン(大学3年/Junior) | 11/5 Away:UCLA | ― |
| 井原有紗 | リッチモンド大(大学1年/Freshman) | 11/2 Away:シャーロット大 | 11/6 Home:プリンストン大 |
- テーブス流河選手:開幕日に8試合を続けて中継する特別企画「Field of 68」のトリを飾る試合
- 粟田光選手:MACとサンベルト、2つのカンファレンスの大学が対戦する「MAC-SBCチャレンジ」の1試合
- 山ノ内勇登選手:テキサス大、バンダービルト大はどちらもSEC(全米屈指の強豪カンファレンス)の大学
- 坂野美音選手:開幕の相手ジャクソンビル大は、2026年のASUNカンファレンス王者。11月19日のマイアミ大戦は、同じマイアミを地元とする大学同士のライバル対決になる
なお、2026-27シーズンの所属や公式ロスター登録を確認できなかった選手は、今回の一覧に含めていない。
開幕週の見どころ
開幕から5日の間に、日本人選手の試合が次々に行われる。日付順に並べるとこうなる(すべて現地時間)。
- 11月2日(月):ジェイコブス晶選手、川島悠翔選手ら男女7人が一斉に開幕
- 11月3日(火):坂野美音選手がホーム開幕
- 11月5日(木):中村ミラー彩藍選手がUCLAに挑戦
- 11月6日(金):井原有紗選手がプリンストン大をホームに迎える
大学4年のジェイコブス選手と山ノ内選手にとっては、これが大学最後のシーズンになる。一方、井原選手は大学1年で、NCAAデビューの年だ。最終学年の選手と1年生、それぞれの立場から始まる新シーズンに注目したい。
出典
- Fordham Athletics(カンザス大との開幕戦発表、2026年6月2日)
- Fordham Athletics(UMBCとのエキシビション、2026年10月21日)
- Fordham Athletics(フェアフィールド大とのエキシビション、ボックススコア)
- SI.com(ルイビル大がカンザス大にエキシビションで勝利、2026年10月22日)
- Spectrum News 1(ルイビル大対カンザス大、2026年10月22日)
- Field Level Media(カンザス大対フォーダム大の展望、2026年10月27日)
- Seattle U Athletics(公式日程ページ)
- Seattle U Athletics(2026-27ノンカンファレンス日程、2026年8月27日)
- Montana Sports(モンタナ大 2026-27日程)
- USI Athletics(サザン・インディアナ大 2026-27日程、2026年8月18日)
- Furman Athletics(開幕戦発表、2026年8月11日)
- Yardbarker(Lindy’s Sports転載、シアトル大がオレゴン大にエキシビションで勝利、2026年10月17日)
- Sun Belt Conference(MAC-SBCチャレンジ1回戦の組み合わせ、2026年7月1日)
- UMass Athletics(2026-27ノンカンファレンス日程、2026年7月27日)
- Troy Athletics(MAC-SBCチャレンジ発表、2026年7月2日)
- UMass Athletics(トロイ大戦発表、2026年7月2日)
- FIU Athletics(女子 ノンカンファレンス日程、2026年9月23日)
- UC Irvine Athletics(女子 2026-27日程、2026年9月8日)
- Richmond Athletics(女子 ノンカンファレンス日程、2026年8月20日)
Photo: Ian Ballinger / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0), cropped
※アメリカの高校は4年制(9〜12年生)。高校1年=Freshman(フレッシュマン)、高校2年=Sophomore(ソフモア)、高校3年=Junior(ジュニア)、高校4年=Senior(シニア)に相当する。大学でも同じ呼称を使い、大学1年=Freshman〜大学4年=Seniorとなる。