NCAA|連覇の最有力候補ミシガンに激震、5つ星新人がシーズン絶望のACL負傷
前シーズンの王者ミシガンに、開幕を待たずして大きな誤算が生じた。連覇に向けて期待されていた5つ星新人が、欧州遠征中の負傷でシーズンを棒に振ることになった。
わずか試合開始20秒での負傷
ESPNによれば、ミシガンの新人ガード、ブランドン・マコイJr.が、右膝前十字靭帯(ACL)の負傷により2026-27シーズンを全休することが、9月1日にチームから発表された。負傷が起きたのは、リトアニアで行われていた欧州遠征final戦、セルビアのプロチーム「メガ・スーパーベット」とのエキシビションマッチ。試合開始からわずか20秒後、速攻で相手のパスをスティールしたマコイが、ゴール下でトランジションの最中に足を滑らせて転倒した。
米メディア「Detroit News」によれば、マコイは右膝を抱えて1分ほどコートに倒れ込み、その後トレーナーの助けを借りてもまったく体重をかけられない状態でコートを後にしたという。
ミシガン大学バスケットボール部の公式Xも、マコイへの激励メッセージを投稿している。
全米屈指の評価を得ていたルーキー
マコイは2026年クラスで247Sports全米11位に位置付けられていた5つ星選手で、マクドナルド・オールアメリカンにも選出された逸材。欧州遠征の最初の2試合では、平均14.5得点、5.0リバウンド、4.0スティールという際立った数字を記録し、ヘッドコーチのマイク・ボイントンJr.も「彼はこの2年間我々が指導してきた選手の中でも、屈指の身体能力とスキルを持っている」と高く評価していた。
米メディア「SI.com」によれば、マコイはウイングでのスタメン起用が有力視されていたポジションだった。前シーズンにミシガンを全米制覇に導いたダスティ・メイ前監督は退任してNBAダラス・マーベリックスの指揮官に転じており、新体制1年目のボイントン新監督にとって、看板となるはずだった新人の離脱は痛手となる。
出場資格をめぐる係争中の選手が救世主となるか
米メディア「CBS Sports」によれば、ミシガンは今回の負傷を受け、5年目資格をめぐる訴訟でニューヨーク州の裁判所に提訴中のロディ・ゲイルJr.の動向に注目している。ゲイルはこれまで2シーズンをミシガンでプレーしたベテランガードで、もし訴訟で出場資格を勝ち取れば、マコイの穴を埋める形でスターティングラインナップ入りが濃厚とみられている。
ミシガンの連覇オッズは、大手ブックメーカーのFanDuelで先月時点の+1900から+3500まで下落した。開幕前から早くも波乱含みのシーズンとなりそうだ。
出典
- ESPN「Michigan 5-star freshman Brandon McCoy Jr. (knee) to miss season」
- Detroit News「Michigan basketball’s Brandon McCoy Jr. out for season with ACL injury」
- CBS Sports「Brandon McCoy Jr. injury: Michigan five-star freshman to miss 2026-27 season after tearing ACL」
- SI.com「Michigan Basketball Freshman Brandon McCoy Jr. Suffers ACL Injury」
Photo: Michael Barera / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)