High/Prep|元NFLスター選手の息子が学年を繰り上げ、全米屈指の逸材がテキサス大へ電撃加入
高校バスケ界を揺るがす〈学年繰り上げ〉が今夏話題を呼んだ。2027年クラスの絶対的エースと目されていたマーカス・スピアーズJr.が、1年早く大学の門を叩くことを決断。父はNFLで活躍したスター選手という、スポーツ一家のサラブレッドの決断の背景を追う。
2027年クラス1位から一転、2026年クラスでの大学進学へ
ESPNによれば、マーカス・スピアーズJr.(6フィート9インチ、210ポンド=約206cm、約95kgのパワーフォワード)は、2027年クラスで全米1位に位置付けられていたが、学年を繰り上げてテキサス大学へコミットすることを7月に発表した。アリゾナ、LSU、ケンタッキーなども獲得に動いていたが、最終的にテキサスを選んだ。
スピアーズはESPNの取材に対し「テキサスバスケは再び盛り上がりを見せている。その一員になれることが嬉しい」と語り、「ファンには、エネルギッシュに戦う選手を見せられると思う」と抱負を述べている。247Sportsによれば、この決断によりテキサスの2026年クラスのランキングは全米4位まで上昇した。
NFLとWNBA、両方の血を引くサラブレッド
米メディア「Cowboys Country」によれば、スピアーズの父は元NFL選手で現ESPNアナリストのマーカス・スピアーズ氏(ダラス・カウボーイズなどでプレー)。母のアイーシャ・スミス氏も元WNBA選手で、LSU時代にはSECのオールコンファレンスチームにも選ばれた実績を持つ。姉のカリ選手はテキサス大学バレーボール部に所属しており、家族ぐるみでの〈揃ってテキサス〉入りとなった。
父のマーカス氏は「息子はテキサスで育ち、地元の学校でプレーして勝つことに勝るものはない。これは彼自身の決断であり、彼自身の将来だ」と語っている。
学年繰り上げの代償、NBAドラフト解禁は2028年まで持ち越し
CBS Sportsによれば、今回の学年繰り上げには代償も伴う。スピアーズは2009年生まれのため、たとえ2026-27シーズンに大学デビューを果たしても、NBAドラフトの年齢要件により2027年のドラフトには参加できない。テキサスでは少なくとも2シーズンのプレーが必要となる見通しだ。
ESPNは、スピアーズのNBAでの将来性について、来夏デューク大に入学予定の7フッター(約213cm)、ホアキム・ボウムチェ・ボウムチェとともに2028年ドラフト1位候補の最右翼になると分析。プレースタイルについては「機動力に優れたジェイレン・ジャクソンJr.と、得意のオフェンスドライブを持つ往年のテキサス・NBAスター、クリス・ボッシュを掛け合わせたような選手」と評している。
なお、スピアーズの2027年クラス離脱により、同クラスの1位はベックハム・ブラックへと繰り上がっている。
出典
- ESPN「Top 2027 prospect Marcus Spears Jr. joining Texas this season」
- ESPN「Breaking down Marcus Spears Jr.’s reclassification, commitment, NBA future」
- CBS Sports「Texas lands Marcus Spears Jr.: No. 1 recruit from 2027 will reclassify to play for Longhorns this season」
- 247Sports(On3)「Marcus Spears Jr. reclassifies to 2026, commits to Texas」
- Cowboys Country(SI.com)「Former Cowboys star’s son is No. 1 basketball recruit in Class of 2027」